バンコク観光のハイライトともいえる「グランドパレス」と「ワット・プラケオ(エメラルド仏寺院)」は、タイの歴史や文化を象徴する最も格式高いスポットです。王室の宮殿として栄えたグランドパレスと、タイで最も神聖とされるエメラルド仏を祀るワット・プラケオの美しさは必見。この記事では、見どころやアクセス、訪問時の注意点を詳しく解説します!
目次
目次
グランドパレス&ワット・プラケオの概要と歴史
概要
グランドパレスは、1782年にラーマ1世がタイの新首都としてバンコクを定めた際に建設された王宮です。約150年間にわたり、タイ王室の公式な住居として使用され、政治や文化の中心地としての役割を果たしました。広大な敷地内には王族の住居や公式行事のための施設が立ち並び、豪華な装飾が施された建物群が訪れる人々を圧倒します。
その敷地内にある**ワット・プラケオ(エメラルド仏寺院)**は、タイで最も神聖とされる寺院で、高さ約66cmのエメラルド仏を祀っています。この仏像は、タイ全土の平和と繁栄を象徴する存在として広く崇められています。
歴史
グランドパレスの建設は、1782年にラーマ1世によって始まりました。その後、歴代の王によって新しい建物が次々と追加され、宮殿全体はさまざまな建築様式が融合した独特の空間となりました。タイ伝統の建築様式と西洋建築の要素が調和したデザインは、タイの歴史的な発展を感じさせます。
一方、ワット・プラケオに祀られるエメラルド仏は、紀元1434年に発見されたとされています。この仏像は、ラーマ1世の手によって現在の場所に安置され、以降、タイの国民にとって宗教的かつ文化的な象徴的存在となっています。エメラルド仏は季節ごとに衣装を変える儀式が行われ、タイの王室行事の中でも特に重要な位置を占めています。
見どころ
① グランドパレスの豪華な建築群
- 宮殿内には、王の住居だった建物や公式行事に使用されるホールが点在しています。建物全体が金色に輝くデザインや、細やかな装飾が目を引きます。特にチャクリー・マハ・プラサート宮殿は、西洋建築とタイ建築が融合した独特のデザインが特徴です。
② ワット・プラケオのエメラルド仏
- 高さ約66cmの小さな仏像ですが、その存在感は圧倒的。エメラルド仏は実際には翡翠で作られており、年に3回、タイ国王が衣装を替える儀式が行われます。
③ 美しい壁画
- ワット・プラケオ内の壁には、ラーマキエン(タイ版ラーマーヤナ)の物語が描かれたカラフルな壁画が広がっています。タイの伝統的な神話や歴史に触れることができます。
④ 伝統とモダンが融合する空間
- 宮殿内には、タイの伝統建築と西洋建築が見事に融合したエリアがあり、タイの歴史的な進化を感じられるスポットとなっています。
アクセス情報
場所
- 住所: Na Phra Lan Road, Phra Nakhon, Bangkok
行き方
- BTSサパーンタクシン駅+ボート
- BTSサパーンタクシン駅からサトーン船着場へ。チャオプラヤ川をボートで移動し、ターティアン船着場で下船後、徒歩10分で到着します。
- タクシーやトゥクトゥク
- タイ全土から観光客が集まるため、タクシーが最も便利。料金目安はバンコク市内から約100〜200バーツ。
訪問時の注意点
① ドレスコード
- ワット・プラケオを含むグランドパレス全体では、厳しい服装規定が設けられています。肩や膝を隠す服装が必要です。短パンやノースリーブは禁止されており、入口でレンタルできる場合もありますが、長袖やストールを持参すると安心です。
② 混雑を避ける方法
- グランドパレスは観光客が非常に多いスポットのため、早朝の訪問がおすすめです。また、平日の訪問で比較的静かな雰囲気を楽しめます。
③ 写真撮影のマナー
- 宮殿内の一部エリアやエメラルド仏は、写真撮影が禁止されているので注意してください。
チケット情報と営業時間
- 営業時間: 毎日8:30〜16:30(チケットは15:30まで)
- 入場料: 500バーツ(約2,000円)。グランドパレス、ワット・プラケオ、博物館など複数の施設が含まれます。
訪問後のおすすめスポット
- ワット・ポー(涅槃仏寺院)
- グランドパレスから徒歩10分。全長46mの涅槃仏が必見。
- ワット・アルン(暁の寺)
- チャオプラヤ川を渡った対岸に位置。夕陽の絶景を楽しめるスポット。
- バーンラムプー通り
- 歴史的な雰囲気を感じられるカフェや屋台が並ぶ通りで、ゆっくりと休憩ができます。
まとめ
グランドパレスとワット・プラケオは、タイの歴史や文化、そして豪華な建築美を体感できる特別な場所です。厳かな雰囲気と美しい装飾に心を奪われながら、タイ仏教の深さを感じることができます。アクセスや服装の注意点を押さえて、バンコク旅行で忘れられない時間を過ごしてください!